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ポリプラスチックスのPOM低VOCグレード、中国自動車技術研究センターから環境に配慮した材料として認証

2018年07月26日(木曜日)

 ポリプラスチックス( https://www.polyplastics.com )のジュラコン® POM 耐候性・低VOC(揮発性有機化合物)グレードのM90LVがこのほど、CATARC(中国自動車技術研究センター)から「自動車用グリーン材料(低VOC)」に認証された。プラスチック素材としては同社のM90LVが初の登録になる。

 CATARCChina Automotive Technology &Research Center)は、中国自動車業界の取りまとめ管理・政府主管部署の技術サポート機関で、政府に協力し自動車業界標準および技術法規の策定、製品認証テスト、品質保証システム認証、業界企画及び政策研究、情報コンサルティングなどを行う国務院国有資産監督管理委員会に所属する国営企業。

 中国では、2015年に中国国務院が発表した製造強国戦略を実施するための10年計画「中国制造2025」について、現在国と産業界が協力し様々な取組みを進めている。中でも計画の一つである、より環境に配慮した「グリーンなものづくり」に関して、CATARCは自動車業界での早期実現に向け、車室内VOCの様々な評価方法を研究し、中国市場でよりVOCの少ない材料や部品の選定が進む仕組みを構築してきた。

 このほど、国務院の行政機関である工和信息化部(工信部、MIIT)の委託事業としてCATARCは「自動車用グリーン材料(低VOC)リスト」の基準と評価方法を定め、ポリプラスチックスのM90LVを評価、プラスチック素材として初めてこの基準に適合することを認証し公表したもの。

 自動車車室内用材料のVOC評価方法は、日本自動車規格(JASO)やドイツ自動車工業会規格(VDA)、国際規格(ISO)など多く存在するが、使用する試験片の加工条件に決まりがなく、中国市場では試験データの再現性や信頼性に課題を抱えていた。CATARCの開発した手法では、材質ごとの加工条件を標準化し、試験片加工とVOC評価を指定試験所で行うことで課題の改善を図っている。

 ポリプラスチックスでは、「業界/地域毎にそれぞれ必要とされる評価技術に迅速に対応し、No.1ソリューションプロバイダーとして最適な製品を最適なタイミングで提供することを目指している」とコメントしている。